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羊紡ぎ

羊1りあんさんと横浜方面へ羊を紡ぎに行ってきました。
お出かけ先はこちら
本当はランチも羊で決めようと出かけたのですが、目当てのトルコ料理のお店が改装工事中でした…。(泣)
そんなわけで他のお店でスープカレーを食べてゴー。

そういえば紡ぎを教えてくれた糸作さんの写真が一枚もないわ…。
紡ぎは糸車とスピンドルと2種から選べたのですがてっとり早く教えてもらえるのとおうちでも出来るというのでスピンドルで。

スピンドルは超原始的な紡ぐ道具です。コマのように回しながら糸を紡いでいきます。最初にスピンドルを選ばせてくれるのが嬉しかった。
まあそれほど激しい個体差はないのですが、なんとなくな相性で選びます。「俺の杖」チック。

とりあえず「切れない糸」を目指して紡ぎます。
スピンドルを回すことで羊の毛に「撚り」を作り、それによって羊の毛が強度を持った糸になるのでした。その撚りが羊の毛から毛に伝わってもふっとした毛の固まりからするすると糸が出てくるのです。
原理を教えてもらって納得しつつもほんのりミラクル。

超下手な紡ぎでしたが「上手よー」と優しい声をかけていただきつつ2時間紡いでまいりました。
羊2
ちなみに今回使った羊毛は初心者にも紡ぎやすいロムニー種。
初回ということでいくらか羊毛分けていただいたのですが、出来ない分はお持ち帰り。
夜にせっせと紡いでいると夫の人が「糸が太くなったり細くなったりしてるけどそれはいいの?」とか言ってきます。
いいの! 初めて紡ぐ糸は貴重らしいよ。
うまくなってしまうとこういう糸は紡げないらしいよ。(心の支え)
羊3
紡いだままの糸は一方方向に(この場合は時計回りで)撚りが掛かってるのでこのまま編むとくねくねします。
それを防ぐのに撚り止めをします。

あればカセくり機などでカセを作ります。
ない人は夫の人の腕でも可。うちは椅子の足。(しぃん)
羊4
4ヶ所毛糸で縛ってごにゃごにゃにならないようにします。
足から外すと撚りの影響でねじねじになりました。
これを42〜45℃ほどのお湯に20分ほど浸して(ごにゃごにゃ混ぜてはいけない。フェルト化するから)1分ほど脱水し、傘くらいの重さのものを重石にして日陰に干すのです。

ちなみにこれは単糸の場合。
スピンドルから外したままの糸玉を2個使って、2本の糸をさらに撚る事で双糸を作ることも出来ます。
単糸の時はスピンドルを時計回りに回しましたが双糸を作るときは反時計回りにスピンドルを回します。
そのことによって撚りが相殺されて比較的まっすぐな糸になったりします。
カセにしてごにゃごにゃしないなーと思ったら撚り止めする必要はないそうです。

また単糸で上の方法で撚り止めをしても完璧には出来ない場合もあるそうです。
撚り止めがちゃんとなった状態とはカセで持ち上げた時わっかがO型になる状態。
撚り止めをしてもねじねじしちゃう場合はもともとの撚りが強すぎたということであきらめるそうです。(がーん)
そういう場合は何度撚り止めしても無駄ですって。大物は諦めておとなしく小物を編んで楽しみましょうとのことですよ。
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フェアアイルの帽子

帽子
伝統的なフェアアイル模様で帽子。佐藤ちひろさんのレシピです。
先日手つむぎの毛糸が売っているお店で買ってきた糸を使いました。
手つむぎの糸なのでぼこぼこしてちょっと編みにくかったです。(^^;)
でも均一の糸とは違う表情が出て満足。
帽子裏
裏はこんな感じ。よく見たら糸の太さとかも全然違うのです。太くなったり細くなったり。
帽子全体像はこんな感じ。
タッセルつき。
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りんご染め

りんご染め
ウールをカセで3つ買ってしまったので(安いやつですよ)2カセは染めようと思ってます。
そんなわけで1つめ。
思い通りの色に染めるなら売ってる染め粉とかあるけど、染色液を結構水道に流すことになるのでできたら自然のもの…と思いりんご染め。

11個分の紅玉の皮をちまちま冷凍庫に溜めてました。
大き目の鍋に水と皮(芯も種があるので色が出るかも…と入れた)を入れて20分ほど煮出し。
その染色液に湿らせたウールを入れて20分ほど煮ます。
自然に冷ますので一晩放置。洗って絞って今度は媒染ということで一般家庭が手に入れやすい焼きミョウバン。
鍋に15gほど入れて10分ほど煮ながら媒染。
そんでまた一晩置いて洗って絞って完成。(とりあえず)

草木染は媒染剤によってかなり色が変わる世界です。
…とは言え、私はりんご染めがどんな色に仕上がるかよくわかっておらず茶色になると思ってたんですが…。(実際媒染に入れる前まではピンクっぽい茶色だった)
媒染してたらだんだん黄土っぽい色が出てきていつの間にやら緑っぽくなってましたよ。
ミラクル。
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桜餅とよもぎ餅

今月の和菓子は桜餅とよもぎ餅。
どちらも春っぽいお菓子です。
桜餅
かわゆらしいピンク色。
そうそう、こういう江戸の桜餅(皮のやつ)普通売ってるやつは丸めた餡をくるんでいるだけなので、一口目に餡が口に入らないというジレンマがありました。
が、それは効率を考えての製法なようです。
今回は竹べらを使って桜餅の皮に餡を塗るような盛り付け方を習いました。
写真ではわかりにくいと思うけど皮の縁近くまで餡の味わいが。うま。
よもぎ餅
よもぎ餅はよもぎの色と香りが超しっかり出てます。
そしてこちらは粒餡。
粒餡は配られただけなんだけど、一応製法のレクチャーあり。
話を聞いてると気が遠くなるような。(笑)
今まで我々が作ってた粒餡とは違うようでした。どちらかというと小豆の蜜漬け。ものすごくしつこくアクを取ってるのですっきりとしたお味。
こんな上品な粒餡食ったことない。という感じでした。
りつこと桜餅
写真撮影時にりつこ乱入。
皮を舐めていきました。
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how to フィッシャーマンリブ

フィッシャーマンリブの編み方で検索していらっしゃる方がちらほらいらっしゃるようです。
多くの方は「ニットであったか冬じたく」という本を御覧になって「でもちょっとわかりにくい…」と思っていらっしゃってるんだと思います。
編み方を解説するのはちょっと著作権に触れないかな…とは思ったのですが、フィッシャーマンリブに関してはレシピや編み図と違い純粋に技法なのでまあいいかなあ…と。
でももし「やっぱりまずいんじゃ?」思う方がいらっしゃればご一報ください。対処いたします。
そして解説のつもりで書いてますが、それでもわかんねーよ! という方がいらっしゃったらすみません。(^^;)

フィッシャーマンリブそんなわけで編み方。
これは二色の糸で一目ゴム編を編み、片面に白の表編みが出るように、その裏面に黄土色の表編みが出るように、と編むのです。
とりあえず白い面をこちらに向けて編んでいきます。(上の写真の左の状態ね)
ちなみにこの時点では針には黄土色の糸が掛かっています。
そして黄土色の糸も白の糸も右側にある状態です。
フィッシャーマンリブ11.まず白の糸で表・裏・表・裏…と編んでいきます。
左の写真は表編みの編み方。

白の表目がこの面では出て欲しい→普段通りに編む場合は黄土色の糸に針を入れて糸をすくってしまう→黄土色の表目ができてしまう。

なのでこれを避けるために下の白糸に針を通して糸をすくうのです。(これにより黄土色の糸はほどかれた状態に)
これを引き上げ編みというらしいです。



フィッシャーマンリブ22.裏編みはごく普通に編みます。
裏返せば黄土色が表目になっています。なのでこれで良いのです。


表編みは引き上げ編み、裏編みは普通に…を繰り返してこの段編んでしまいます。
これで白糸は左側に行きました。
そしたら今度は右側に残ってる黄土色の糸でまた表・裏・表・裏…と編むのです。


フィッシャーマンリブ33.黄土色の糸で編む時は白糸で編む時の逆。
表編みは普通に、裏編みは引き上げ編みになります。

左の写真は普通の表編み。
さっき白糸で編んだため針には白糸が掛かってます。
白い糸に針をそのまま入れれば白の表目ができますね。


フィッシャーマンリブ44.そして裏編みは先ほども書いたように引き上げ編み。今度は白糸をほどく形になります。

黄土色の糸に針を入れて糸をすくうことで、反対側の面の表目が黄土色になりますよ。

普通の表編み、引き上げ編みの裏編みを繰り返してこの段終了。
1段を編むのに2回編むことになります。


今度は黄土色面をこちらに向けて、また白糸、黄土色糸の順で編むことになります。

黄土色面がこちらを向いてるので白糸では表編みは普通に、裏編みは引き上げ編み。
黄土色では表編みは引き上げ編み、裏編みは普通に編むことになります。

文字で書かれるとごちゃごちゃしてわかりにくいと思いますが、白い面で白の表目を出すには…、黄土色面で黄土色の表目を出すには…と考えればどちらの目を引き上げ編みにすればよいかわかってくる思います。

というか、説明読まずに写真だけ見たほうがわかりやすいかも。(^^;)
本当にこの編み方、どこに針を入れればいいかさえわかれば簡単なのです。ゴム編みだし。
あ、あと本にも書かれてますが、端っこ部分の最初の一目や最後の一目は引き上げ編みしません。(したら微妙にほどけちゃうというか、サイドが汚くなります)

あとは試し編みしてみたらきっとわかるようになると思います。
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