塘路2日目はカヌーでの川下りです。
宿のご主人が連れてってくれる貸し切りプライベートツアーです。

川下りと言うとなんだかラフティングみたいなイメージがありましたがこれはカナディアンカヌー。
細長いので横揺れに弱く、静かな川専用のカヌーです。釧路川は高低差が少なく、ゆったりと蛇行して流れています。
また、最悪我々2人は漕がなくても宿のご主人が何とかしてくれる…みたいな本当に初心者が安心して乗れるカヌーでした。（いや、一応漕いでましたけど）

当日は出発前まで雨が降っていて（しかも明け方には土砂降り）夫の人はおなかの調子が回復気味だったとはいえよろしくなく…という感じでほんとに乗れるのか？ な状態でしたが、カヌーに乗る頃にはぴたりと止みました。ラッキー。

出発。最初は私が先頭に乗せてもらいました。（途中の休憩で夫の人と交代）
雨のおかげで水かさも増え、湿原らしい風景になっています。

カモが…。

遠くでカワセミが…。（わかりにくいけど）

この日はあまり大物に出会えず。（鶴とかキツネとか鹿とか）
でもミンクがちらほら見れたよ。

ヤチボウズ。
冬に凍って株が盛り上がり、春に雪解け水にえぐられることによって成長していくらしいよ。

支流。

湿原のあちこちから川に水が流れ込みます。

執着地点の岩保木水門。作られてから一度も使われたことがないという開かずの水門です。
塘路湖から岩保木水門まで約4時間の旅でした。
そこから最寄りの遠矢駅まで送ってもらって釧路湿原とはお別れです。
初夏の緑の世界も素敵でしたが秋・冬もまた美しいそう。また行きたいなあ。そしていい宿だったなあ…な塘路でした。

阿寒湖行った後は釧路まで行き、レンタカーを返却。
行程717kmでした。頑張ったわね、私…。（夫の人は車転がせない）

釧路から塘路という駅に行き、そこで2泊しました。

塘路の宿。
ドーム形の屋根が素敵なお宿です。中もおしゃれでしたよ。かえるグッズいっぱいありました。

次の日朝ご飯の前に6時からお散歩です。地元ガイドさんが案内してくれました。

色々説明してくれながらサルボ展望台まで連れてってくれました。
その間ペカンペ（菱）の実をくれたりラワンブキでコロポックルごっこをさせてくれたり。
コロポックルは恥ずかしがり屋さんらしいよ。

朝ご飯の後は夫の人とレンタサイクルでコッタロ湿原まで行き展望台へ。
鶴がおりました…！ 初夏は子育ての時期で、例年なら子供の鶴とか見られるらしいです。しかし今年はいないみたいで…(;_;)
我々が泊まった塘路の宿でも去年はロビーから見える位置に営巣してたとか。でもまあ、今の時期でも見られたことに感謝…。


午後、自転車を返し昼ご飯を食べてから釧路湿原を通るノロッコ号に乗りました。
ところでこの塘路の町はとっても小さい町です。コンビニもパチンコ屋もなく、余計なものはないという（でもスーパーも病院もなかったよ）コンパクトでとってもこぎれいな町でした。
ご飯屋さんも3軒ほどしかなかったのですが全て外れなくんまかった！ 感動しました。
あと、どの店も「うちの客」ではなく「この地域の客」として迎えてくれるのでとても親切。いい町でした。

それはそうと塘路の駅にて。


ノロッコ号。こういう席は指定席なんだって。お金余計に必要なのね。
自由席は外観はペイント、中身は普通の座席です。



そして塘路の宿の看板犬（？）ココちゃんです。
5歳の子だけど、奥様の実家にいた子でごく最近塘路に来たらしい。かわいらしい顔からは想像できないメタボさんです。や、でもかわいいけどな。
えらいびびりさんで私が抱くとおとなしくしながらもぶるぶる震えててかわいそうになりました。（笑）