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青竹流し(本生水羊羹)と豊年

8月は和菓子特別夏期講習会でした。
いつものレッスンとは違い、希望者のみ参加するものなのでいつもと違う人たちとのレッスン。新鮮です。
青竹流し(本生水羊羹)
まず青竹流し 本生水羊羹。
先生が京都から調達したという本物の竹ですよ。商業ベースでは竹の質の確保(主に洗浄面で)が難しいらしく、竹っぽいプラスチックが殆どとのこと。贅沢です。
前回は寒天で水羊羹を作りましたが、今回は寒天と葛入りです。
食べるときは竹のお尻をに画鋲か何かで穴をあけるとするっと出てくる…と聞きましたが出てこなかった…!
ふーと穴から息を入れて出しました(^^;)

豊年
これは豊年。激うまです。しかも栗の形がかわゆいです。
栗を黄身餡で包み、更に黒糖入りの羊羹をかけてあります。
実際教室で作るにはとても最初からは時間的にも作れないので、先生が黄身餡も羊羹も作っておいてくれます。栗の下ごしらえも。
なので栗の形を作って羊羹をかけるだけ…になるのですが、これ元から作ったらすんごい手間がかかるお菓子だなあ…。
それだけあっておいしいです。
あと、使われている栗は甘露煮なのですが、それをとってもおいしく味を付け直す技を教えてくれたのでこれは是非試してみたいところ。
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北海道うろうろ4(豊富町)080711

豊富町とは私が子供の頃2年ほど住んでいた場所です。
実は小学校や町の様子とか少しでも見たいなあ…と思っていたのですが、駅に到着後すぐ宿の方がお迎えに来てくださって連れ去られ、ゆかりのある場所は殆ど行けず…!(笑)
ゆかりのある場所で行けたのはサロベツ原野ぐらいでした。(自転車で行ける範囲)
こういうとき車持ってないと行動範囲狭まるなあと思います。
や、その分行ける場所の密度が高くなりますけどね。
豊富4
そんでサロベツ原野。湿原です。ずっとしとしと降りだったので暗いですが。

父がこの近辺で温泉を掘っていたので、現在も時々様子を見に行っているそうです。
で、聞かされてましたが、確かに子供の頃より植生が変わってきている。
水があがってきていて、笹がどんっと増えました。
あれれ、こんな感じだったっけ…?
しかし奥の方に行けば植生の研究と言うことで笹は払われ、本来の植物も頑張ってます。

自然界の遷移を考えれば湿原はやがて極相林に移り変わっていくものなのかもしれません。
が、急激な変動は牧草を育てるために水を汲み上げたせいかもしれないし、温暖化かもしれません。
複雑なのでした。

豊富2
エゾカンゾウ。残念ながら今年は不作年だったようでちらほらとしか見られず。
豊富3
モウセンゴケも頑張ってます。

あ、あとレストハウスでイモダンゴを食べました。ジャガイモをゆでて潰して味付けし、片栗粉混ぜて油で揚げるおやつです。冷めたらまずくなりますのであったかいうちにもちもち。
子供の頃から時々食べてましたがやはりうまい。夫の人も気に入ってくれました。

お宿は民宿あしたの城
まあお名前がアレなんですが(^^;) とても楽しい宿でした。
何しろ禁煙☆ そして夕ご飯は名物牛乳鍋。おなかいっぱいになりながら最後の雑炊までいただきましたよ。
オーナーは体育会系のノリで鍋の作り方を仕切ってくれます。
奥様は丁寧なHPを作ったり、手仕事のうまい方。そして気遣い上手な方でした。

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あしたの城と看板犬のん太くん。

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湿原散策時はずっと雨でしたが、夕方だけ晴れて宿の方が夕焼けツアーに稚咲内の海岸まで連れて行ってくれました。

豊富6
酪農の国。

次の日の朝はふらふらお散歩に。
牧草ロールの上にキタキツネがいたよ。
ロールはいくつもあるのですが、それぞれ1匹ずつ乗って5匹ほどいました。ロールの上ってあったかいのかな。
豊富7
豊富8
しばらくして近づこうとすると逃げていきました。人慣れしてないキツネさんのようです。

この後、稚内から知床くらいまであちこちでキツネを見ましたがみんな人慣れしていて車道のすぐそばまで来て愛嬌を振りまいてました。
観光客が餌をあげるのです。

しかし餌をもらうことを覚えたキツネの子は狩りを覚えず、冬は越せないそうです。観光地ではキツネは減っているそう。
キツネが好きな人は餌をあげないでね。どんな野生動物だってそうだけどね。
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